自宅サーバの熱暴走対策を考える~自宅サーバの宿命~

自宅サーバー

この記事が月刊I/O[アイオー]2021年8月号に掲載されました!

月刊I/O 2021年8月号 <特集>熱対策 高負荷による発熱からパーツを守る!

ご無沙汰しております。

皆さま、この夏はいかがお過ごしでしょうか。

録画サーバの構築は順調ですか?

夏休みの工作にもってこいな難易度ですので、ぜひガンバって構築してみてください。

私は、最近仕事が忙しくて最近記事を更新していませんが、皆様から頂いたコメントやお問い合わせ内容はすべて拝見させていただいております。

私

気軽にコメントやお問い合わせ欄からお知らせください。励みになります。

始まりはいつも突然に

さて、突然ですが、今日妻が停電させてしまい、案の定自宅サーバが落ちました。

(もちろん、このブログも落ちてしまいました。そのため、繋がらなかった方すみません。)

それもそのはず、自宅サーバ一式と家の照明に加えて、洗濯機食洗器エアコン(冷房)×2テレビを使用している最中に、妻がドライヤーを使ったのですから。

私

ウチは30Aで契約してますので。そりゃ、そうなるわな。

ケチって節約して安い電気料金体系にしていたのが、こんなところで影響してしまいました。

我が家の場合は、夏場と冬場は要注意です。

そのあと、すぐにブレーカを戻して、天井裏のサーバ(LIVA Z n4200)を起動させようとしたところ・・・

サーバがアツイ・・・・!

というか、天井裏がとにかく暑い(体感35℃くらい) 。

何を言っているか分からない方は、こちらもどうぞ。

天井裏は比較的涼しい場所だと思っていましたが、夏場(今年)は違うようです。

更に、空気の流れがまったく無いことから、サーバの熱が籠っていたようです。

私

ファンレスサーバーというのもよくなかったのかも。

ひょんなことから、サーバの高温状態に気づいたのでした。

サーバがアツイ?

とりあえず、サーバを手で触ってみるとほんのり熱い

これまで何の問題もなく働いていた自宅サーバが、実はすごいことになっていたようです。

屋根裏も熱が籠った感じ。

CPUの温度を測定してみた

とりあえず、サーバを起動後に一通りサービスを復旧した(dockerのコンテナをすべて起動させた)ところで、CPUの温度を測ってみました。

するとなんと、78度

サーバを起動して1分でこの温度はなんかヤバいと思いました。

私

なんかヤバそう。

ちなみに、以下のコマンドでCPUの温度を確認できます。

80度前後はCPUの負荷がかなり高い時の温度です。

例年は、夏場でもここまでではなかったのですが、今年はちょっと違うようです。

確かに、ここ数日は猛暑が続いていますから、影響しているのかも。

時事ドットコム

起動後1分で78度というのは、ちなみに私の感覚ですと、異常です。

※78000→78℃

私

電子機器は、 30度を超えると温度が高くなるほど故障率が高くなると言われています。

自宅サーバの熱暴走対策(暫定)

保冷剤で冷やす

やばさを察知したので、とりあえずアイスノンをサーバの上に設置して、応急処置しました。

不細工ですが、これでも効果がありました。

※68000→68℃

約30分ほどで78度→68度まで下がったところで、一安心です。

メリット

アイスノンでの冷却のメリットは、即効性があることです。

放熱ではなく、直接的に冷却しますのですぐに温度が下がります。

私

CPUの温度が高いとなおさら。

デメリット

アイスノンでの冷却のデメリットは、即効性があるものの氷が解けてしまう(結露する)ことです。

機械ですので、水は大敵です。

タオルを敷いている間は良いとしても、やはり定期的に氷とタオルを交換する必要があり、煩わしいです。

私

間違っても、直に保冷剤をあてないように!

熱暴走の本格対処を考える

保冷剤で熱を下げたとしても、一時的なもの。

暫定対処ではなく、恒久対処が必要です。

対策案を考えてみました。

①空気を対流させる(隙間を開ける+扇風機)

屋根裏の空間の空気を対流させることで、サーバの負荷を下げられるかもしれません。

例えば、サーバの下にペットボトルのキャップを挟んで空気の通り道を作ったり、扇風機を設置する等。

クーラー(エアコン)は無理でも、これ(扇風機)なら屋根裏でもできそう。

②サーバを排熱する①(冷却ファン)

空気を対流させるだけじゃなく、サーバ本体に風邪を当てれば排熱できるかもしれません。

例えば、こんなものを使って、常時サーバに直接風邪を当てる。

風を当てることで排熱が促されるかもしれません。

③サーバを排熱する②(ヒートシンク)

ヒートシンクをサーバに取り付けることで、効率よく排熱できるかもしれません。

例えば、こんなものをサーバ(liva zのケース)に取り付けてみる。

ヒートシンクを通じて、排熱が促されるかもしれません。

恒久対処の結論はまだ出ていない

さて、どうしましょうか。

全ての案を採用することもできますが、とにかく冷却すればいいというものでもありません。

個人的にはMAX70℃前後で落ち着いてくれれば良いのです。

とはいえ、夏を乗り越えれば対策は必要ないけれど・・・。

そうはいっても、今年の夏はまだもう少し続くので、対策が必要をしないと。

私

壊れてからじゃ遅いですから。予防が大事。

もう少し考えて、実行に移したら記事にしてみます。

まとめ

自宅サーバの熱暴走対策について記事にしてみました。

我が家の自宅サーバの設置場所が原因になっているような気もしますが、夏場の熱暴走対策は自宅サーバ運用者の運命(さだめ)です。

現状、取り急ぎアイスノンで冷却しましたが、一時的な対処に過ぎず、日中の温度心配です(今度日中のCPU温度を測ってみます)。

そこで、私が考えた恒久対策案は以下の3つ。

私の自宅サーバの熱暴走対策案
  1. 空気を対流させる(隙間を開ける+扇風機)
  2. サーバを排熱する①(冷却ファン)
  3. サーバを排熱する②(ヒートシンク)

上記の案を踏まえて、まだ検討中ですが最高でもCPUの温度を70℃前後に抑えたいと思っています。

物は試しで、近々どれか試してみようと思いますので、やったらまた記事にしたいと思います。

自宅サーバを運用している方で、もし良い熱暴走対策・方法がある方は参考に教えて頂けると幸いです。

追記

追記

熱望その原因は、DDoS攻撃を受けているからかもしれません。

私

セキュリティ対策で改善するかもしれません。

この記事が月刊I/O[アイオー]2021年8月号に掲載されました!

月刊I/O 2021年8月号 <特集>熱対策 高負荷による発熱からパーツを守る!

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