この記事が月刊I/O[アイオー]2021年8月号に掲載されました!
昨日、自宅サーバの熱暴走に気づいて漠然とした危機感を抱きました。
3つの熱暴走対策を考えていたわけですが、取り急ぎすぐにできそうな対策を実践してみたので報告です。
ちなみに、考えていた3つの熱暴走対策は以下です。
- 空気を対流させる(隙間を開ける+扇風機)
- サーバを排熱する①(冷却ファン)
- サーバを排熱する②(ヒートシンク)

手っ取り早くできる方法はないかな?
外の気温
今の気温(室内)は27度、湿度67%です。
少しだけ雨が降ったせいか今はだいぶ涼しく、エアコン無しでも快適に過ごせる気温になっています。
ちなみに、今日の板橋区は31.5度まで気温が上昇したようです。

秋を感じた
CPUの温度
さて、例のコマンドで自宅サーバのCPU温度を見てみました。
1 |
cat /sys/class/thermal/thermal_zone?/temp |
そして、その結果が以下です。

※86000→86℃
86度!!

前より上がっとるやないか!
どうやら、自宅サーバは涼しくないようです。
CPUがアツイ
意外にも、外の気温とは裏腹にCPUの温度は高く、なんかやばさを感じました。
一方、自宅サーバで特にCPUを使うようなことはしていません。
前回からの変化と言えば、テレビチューナーを増設したくらいです。

(これが原因かもしれない・・)
ということで、いても立ってもいられなくなったので対策をすることにしました。
対策してみた
以前、考えた3つの案ですが、結論から言うと今すぐにできるものはありませんでした。
- 空気を対流させる(隙間を開ける+扇風機)
- サーバを排熱する①(冷却ファン)
- サーバを排熱する②(ヒートシンク)
ですが、1つ目の案の 空気を対流させる は扇風機はないにしても、何とか工夫してできそうな気がしました。
そこで思いついたのがこれ↓

そう、ペットボトルのキャップでサーバを持ち上げて、空気の通り道を作ることです。
扇風機で風邪は送れなくとも、空気の通り道ができることで熱の対流をよくできるのでは!?と考えました。

すぐにできることがこれくらいしか思いつかなかった
その結果、このようにしてみました↓

これでCPUの温度が下がるか、確認したいと思います。

結果はいかに。
対策から3時間後の結果
対策をして約3時間経過したので、改めてCPUの温度を測定してみます。
すると・・

※84000→84℃(-2℃)
わずかではありますが、若干温度が下がりました。
風を発生させずとも、空気の通り道を作っただけでわずかながら効果が得られました。

誤差かもしれない・・
この状態で、ファンを回せばもう少し効果が得られそうです。
ただ、今すぐできるものではないので様子見です。
80度を超えるCPU温度はかなり高いと考えていますが、今のところ問題なく動いている&これから涼しくなるようですし。
まとめ
前回(8/18)に比べて、徐々に気温が下がってきているにもかかわらず、 自宅サーバのCPU温度がかなり熱くなっていました(86度)。
これから涼しくなっていくことを見越してあまり真剣に対策をしていませんでしたが、さすがにヤバさを感じて対策をしてみました。
ペットボトルのキャップを使って、サーバを持ち上げて空気の通り道を作ってみる、という対策です。
その結果、特に風を発生させることもせず、3時間で約2℃の冷却(?)に成功しました!
(ここまでCPU温度が高いと、2度は誤差かもしれませんが・・・)
暫定的ではありますが、多少の効果が得られました。
9月に入りこれから涼しくなっていくことを考えると、 ペットボトルのキャップでも多少の効果があったということでしばらくはこれで様子を見てみようという考えです。
本当は、ファンをつけたりした方がいいんでしょうけど。

自宅サーバの設置環境にも左右されると思います。
参考になれば幸いです。
追記
更にその1時間後。

※82000→82℃
\(^o^)/
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