VYMの2021年月期の分配金が発表されました。

VYMと言えば、トータルリターンの高い高配当ETFでしたね。
今年最後の分配金です。

良い結果でありますように
SPYDはこちら。
VYMとは
VYM(Vanguard High Dividend Yield ETF)はバンガード社が運用する米国高配当ETFの一つです。
VYMの特徴は、予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄で構成されたETFです。
配当利回りが高めの銘柄を選別しているため、構成銘柄にGAFAMをはじめするグロース株は無く、金融セクタが多めのETFとなっています。
約400銘柄で構成されたETFにもかかわらず、経費率は0.06%と良心的です。
純資産額は約4.5兆円。
現在の投資信託組入れ上位銘柄は以下の通りです。
名称 | 数量 | 値 | ファンドの割合 |
---|---|---|---|
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー(JPM:US) | 8.75 百万 | 1.39 十億 | 3.55 |
ホーム・デポ(HD:US) | 3.13 百万 | 1.25 十億 | 3.21 |
ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)(JNJ:US) | 7.76 百万 | 1.21 十億 | 3.09 |
プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)(PG:US) | 7.17 百万 | 1.04 十億 | 2.65 |
バンク・オブ・アメリカ(BAC:US) | 21.81 百万 | 970.03 百万 | 2.48 |
ファイザー(PFE:US) | 16.44 百万 | 883.46 百万 | 2.26 |
エクソンモービル(XOM:US) | 12.48 百万 | 746.63 百万 | 1.91 |
シスコシステムズ(CSCO:US) | 12.45 百万 | 682.57 百万 | 1.74 |
コムキャスト(CMCSA:US) | 13.43 百万 | 671.32 百万 | 1.72 |
ブロードコム(AVGO:US) | 1.18 百万 | 651.08 百万 | 1.66 |
VYMの分配金
2021年12月期のVYMの分配金は1株あたり$0.9386で、前回の9月期の$0.7488と比べると0.25%増配しました。
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一方で、前年同期比で見てみると、昨年12月は$ 0.8096でしたので、15.93%の増配となりました。
1株あたりの分配金 | 今期の増減配率 | |
---|---|---|
2020.6 | $0.8368 | 12.17% |
2020.9 | $0.7053 | 33.08% |
2020.12 | $0.8096 | 15.93% |
2021.3 | $0.6564 | 42.99% |
2021.6 | $0.7523 | 24.76% |
2021.9 | $0.7488 | 25.35% |
2021.12(今回) | $0.9386 | – |
前年同期15%増は嬉しいですね!
直近では最も分配金が多いことが分かります。

VYM史上最高?
とは言え、これは各期毎の比較。
年間での分配金推移を見てみましょう。

美しい右肩上がりの棒グラフが確認できましたね。
年単位で見ても、今年はVYM史上最も分配金が多い年になりました。
コロナ禍でも安定した分配金を出している事実を見ると、来年も期待せずにはいられません。

今年もVYMは強かった!
VYMの利回り
続いて、分配利回りについてみてみます。
bloombergによると、直近の配当利回りは3.40%でした。
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これは、現在の株価$110.46を基準にしているのと、今回と同額の分配金が4回支払われ場合のベンチマークです。
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昨年のVYM株価は$90あたりをウロウロしていましたが、今や$100を超えて$110になっているとは。
キャピタルも取れることが分かりますね。
直近一年(4回分)の分配金を基に利回りを見てみます。
1株あたりの分配金 | |
---|---|
2021.3 | $0.6564 |
2021.6 | $0.7523 |
2021.9 | $0.7488 |
2021.12(今回) | $0.9386 |
合計 | $3.0961 |
直近一年の分配金は、合計$3.0961。
現在のVYMの株をベースに分配利回りに換算すると2.80%となります(現在の株価$110.40)。
分配利回り2.8%と言われると高配当ETFとしては微妙なところですが、その内実に20%以上のキャピタルゲインと連続増配中であるを踏まえると、納得するとともに両刀使いというか二刀流というか一石二鳥というか二足の草鞋というか大谷級のETFであることを認めざるを得ません。

とにかく旨いということ
私の今後のVYM投資計画
引き続き、私は6月からVYMの取得を一時的にストップしています。
理由は過去記事にまとめています。
簡単に言うと、VYMが悪いとかオワコンという事ではなく、単純に自分の基準から外れただけです。
今のVYMと私の状況踏まえて、VYMへの投資を少しずつ再開してみようかと考えています。
その理由の一つは、私の配当金が十分な金額に達しつつある状況であることから、徐々にインデックスにシフトしたいと考えているからです。
しかし、すぐにインデックス投資に舵をきれる程の分配金に達してはいないので、分配金とキャピタルを両方取れるVYMの投資を比率を高めようと思っています。
来年の投資計画をどうするかは、この年末年始にポートフォリオと年間配当金・分配金を確認して、じっくり考えたいと思います。

SPYDをどう考えるかがキモかも
まとめ
VYMの2021年12月期の分配金が発表されました。
分配金は1株あたり$0.9386で、昨年月期と比べて15.93%減配という結果でした。

今年のVYMの分配金はこれでおしまい。
2021年の年間分配金は前年比6.54%増の$3.0961でした。
2021年は、高配当ETFにフォーカスを絞って投資をしてきました。
その甲斐もあって、我が家の分配金収入は大きく増えました。

まだ集計中だけど、たぶん増えた
高配当投資は、すぐに成果を実感できるのがいいですよね。
VYMは6月から積立を停止していますが、堅調な株価と分配金の成長を見ると継続して投資しても楽しめたような気がします。
とりわけVYMはキャピタルが狙えるマルチなETFなので目先の分配利回りだけで投資する・しないを決めるのは、時期尚早と言えますね。
これからVOOのインデックス投資やVTIに投資をシフトしようと思っていますが、その過渡期においてはVYMが最適だと思っています。

VYMとVTIは鉄板だと思う
VYMは万人にオススメでETFですが、自分が何に重きを置いているかによって最適な投資対象は変わってきます。
あくまでの私の場合と言ことで、話半分で見て頂ければと思います。
参考になれば幸いです。
よかったら、SPYDもどうぞ。
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