先日、私のNISA口座を「つみたてNISA」に変更しました。
申請書類は問題なく受理されて、2021年からはつみたてNISAで資産形成をして行きたいと思います。
今日は時間が取れたので、忘れないうちに今年のつみたてNISAの設定をしました。
積み立て投資計画の結果に加えて、この結果に至った思考回路を備忘録として留めておきます。
つみたてNISAに対する私の基本的な考え方
つみたてNISAでは、老後のための資産形成ということを主眼に置いて、これから上がるというより20年後に高いリターンが期待できる投資信託に投資をしようと考えています。
積み立て投資のセオリーとして、如何に手数料を抑えるか、ということも気にしながら検討します。
何故なら、資産が20年間塩漬けになる訳ですから、これまでの歴史に学んで米国の経済指数に連動する投資信託が良いと考えていますし、NISA枠も限られますから、つみたてNISAでは冒険はしません。
つみたてNISAでの投資計画
今年のつみたてNISAの計画ですが、結論から書くと「SBI-SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」一本です。
この結論に至るまでに、かなり迷ったので一応検討過程を留めておきます。
基本的な考えから、つみたてNISAは老後の資産形成が目的なので、手数料が安くて上昇が見込める投資商品を探しました。
候補に挙がったのは
- 新興国株式インデックスファンド
- 全世界株式インデックスファンド
- 米国株式インデックスファンド
- 個別テーマ(自動運転、AI、フィンテック等)
新興国株式は正直よくわかりませんでした。
今後伸びるような気はがしますが、これまでの実績を眺めてみると右肩上がりの傾向が無かったのと、20年後をターゲットにしたときに価格が上がる確信が持てなかったので踏み止まりました。
全世界株式はアリだと思いますが、この中身の半分は米国株で構成されていますから実質米国の経済に支配されますし、新興国株は上記の理由で怖い(=よくわからない)というのもあり、それなら米国株式インデックス一本の方が歴史に学べばより堅くリターンを享受できそうだと考えました。
個別テーマは分野によっては魅力的ですが、波がありそうだったので20年後にどうなっているかを考えると冒険になりそうだったので、NISAでなくても良いと思い辞めました。
という訳で、最終的に消去法で私はつみたてNISAでは米国株式インデックスファンドが最適と考えました。
米国株式インデックスファンド
米国株式インデックスといってもいくつかありますので、私は波に乗っているS&P500とNASDAQの二択で迷いました。
どちらも過去の実績と直近の実績が素晴らしいですから、両方に投資するのもアリだと考えています。
S&P500の投資信託で優良&メジャーな以下の3つの商品をピックアップしました。
- SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
(信託報酬0.0938%) - eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
(信託報酬 0.0968%) - 楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド
(信託報酬 0.192%)
一方で、NASDAQ連動型の投資信託は商品は以下の3つです。
- NZAM・ベータ NASDAQ100
(信託報酬0.44%) - インデックスファンドNASDAQ100(アメリカ株式)
(信託報酬 0.484%) - iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
(信託報酬 0.495%)
上記3つは、厳密にいえばNASDAQ指数に連動するのではなくて、NASDAQ主要銘柄100を集めたNASDAQ100という指数をつくり、それに連動する商品になります。
ちなみに、「iFreeNEXT NASDAQ次世代50」という、いかにもNASDAQ指数に連動しそうな投資信託があります。
これは、「現在NASDAQ100の構成銘柄になっていないが今後NASDAQ100の構成銘柄に加わりそうな50社の銘柄」で構成される投資信託です。
NASDAQと連動するわけではありませんが、NASDAQと同等のパフォーマンスが期待されているようです。
私の認識としては、S&P500を更に厳選した銘柄で構成されたようなファンドです。
興味はありますが、「iFreeNEXT NASDAQ次世代50」は1月13日から運用開始のため、ファンドとしての実績が無くリスクがあるのでつみたてNISAでは投資しません。
これらの中での選定方法は、機械的に手数料が安い商品を選びました。
この結果、S&P500だと「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」、NASDAQは「NZAM・ベータ NASDAQ100」になったので、この2つを選びました。
後は割合を決めて投資するだけですが、過去の実績を見るとNASDAQの方がS&P500よりも成績がよい反面、ボラティリティが大きいということで、以下のように2:1の割合で投資しようと考えました。
- SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド:2
- NZAM・ベータ NASDAQ100:1
そして、いざ設定しようとしたとき・・・・・
「NZAM・ベータ NASDAQ100」はつみたてNISAに対応していないことが判明します。
ここまでガンバって検討したのに、というオチです。
仕方ないので、NASDAQはもう片方の「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」にしようとしましたが、なんとこっちもNGでした。
この際NASDAQ連動する投資信託ならどれでもいいやと思っていろいろ探しましたが、どうやらつみたてNISAに対応しているNASDAQ連動投資信託は現時点ではないようです。
要するに、つみたてNISAではNASDAQインデックス投資は出来ないということです。
ただし、一般NISAやジュニアNISAでは出来るようなので、私はムスコのジュニアNISAで検討したいと思います。
このような経緯もあって、最終的に上記で書いたように2021年のつみたてNISAは「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」一本に投資することとしました。
ちなみに、つみたてNISAは年間40万円の枠がありますが、毎月定額で設定すると枠が使いきれませんでした。
毎月3万3333円(≒40万円÷12カ月)で設定すると、12カ月(1年)で39万9996円となり4円だけNISA枠が使いきれませんでした。
たかが4円ですが、されど4円。
できるなら枠いっぱいで投資したいですよね。
これについては、 ボーナス月コースとNISA枠ぎりぎり注文を活用することでつみたてNISA投資可能枠を使い切ることが可能となります。
まとめ
2021年のつみたてNISAの設定をしました。
検討の過程においては、米国株式インデックスファンド、新興国株式インデックスファンド、全世界株式インデックスファンド、個別テーマをそれぞれ検討しましたが、私は20年後に確実に伸びていそうな米国株式インデックスファンドに投資することにしました。
米国株式インデックスファンドの検討においては、S&P500指数に連動する商品とNASDAQ指数に連動する指数に連動する商品を調査した結果、NASDAQ指数に連動する投資信託商品は現時点ではないということが分かりました。
そのため2021年は、私はS&P500に連動する投資信託で信託報酬が最も安い「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」一本に投資することにしました。
これが正解だったかどうかは20年後に分かります。
投資の考え方は人それぞれですが、私はこのように考えて今年のつみたてNISAを設定しました。
参考になれば幸いです。
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