4月より政府が新型コロナウイルス対策として、日本の全世帯を対象に1世帯あたり2枚の「アベノマスク」こと布製マスクの配布を開始しています。
既に、順次配布を開始しているということで、我が家でもいろんな意味で楽しみに待っていました。
しかし、待てど暮らせど届きません。
アベノマスクはいつ届くのでしょうか?
本記事では、アベノマスクの配送状況について書きたいと思います。
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アベノマスクとは?
あらためて、「アベノマスク」という言葉をメディアで良く見聞きしますが、アベノマスクとはいったいなんなのでしょうか?
Wikipediaで調べてみると、下記の様に書かれていました。
アベノマスクとは、2019年新型コロナウイルス感染症の流行の影響によって2020年2月以降に日本国内で発生しているマスク不足を解消することを目指すと称して、2020年に日本国政府が全世帯にガーゼ製の布マスクを2枚ずつ配布するという、内閣総理大臣の安倍晋三による緊急対応策の1つに対する、メディアやインターネットなどにおける俗称のことである。配布される布マスク自体のことを指す場合もある。日本国外でもAbenomaskとして報道されている。
Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%99%E3%83%8E%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%AF
このアベノマスクは、466億円の予算を投じて全世帯に配布する施策で、マスクの仕様や配布枚数、金額、発注先等で話題になっています。
今話題の布マスクのことです。
ネット上でも物議を醸していますね。
なお、このマスクは以下の5(6)業者が受注しているとのことです。
- 興和
- 伊藤忠商事
- マツオカコーポレーション
- ユースビオ
- (シマトレーディング)
- 横井定
うーん、申し訳ないですが伊藤忠商事以外の業者は聞いたことがありません。
一世帯につき2枚のアベノマスク
このアベノマスクは1世帯につき2枚の配布とされています。
税金で賄うからには、すべての日本国民に全員に配布されるべきと思います。
では、この配布基準は妥当なのでしょうか?
気になったので調べてみました。
少なくとも我が家は4人家族。2枚では足りません。
日本の人口
日本には、いま何人いるのでしょうか?
【令和2年4月1日現在(概算値)】
<総人口> 1億2596万人で,前年同月に比べ減少 ▲30万人 (▲0.24%)
総務省統計局https://www.stat.go.jp/data/jinsui/new.html
概算値でありますが、日本の人口はおおよそ1億2600万人程だそうです。
つまり、1億2600万枚×2枚(2億5200万枚)のマスクを製造・配布しなければなりません。
日本の世帯数
一方で、日本の世帯数はいくらでしょうか?
○全国の世帯数は、5,852万7,117世帯で、 このうち日本人住民及び複数国籍の世帯数は5,699万6,515世帯、外国人住 民の世帯数は153万602世帯
総務省| 住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数 住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(平成31年1月1日現在) p63
また、世帯数は上昇傾向、1世帯当たりの人員は減少傾向にあるみたいです。
上記の数値は現在のものではありませんが、現状では多めに見積もって6000万世帯といったところでしょうか?
全員にアベノマスクは行き渡らない
上記の通り、6000万世帯に対して1世帯2枚の配布の場合、1億2000万枚が国民に支給されることになりますが、日本の人口は1億2600万なので日本に住む人全員にはアベノマスクが行き渡らないことになります。
1世帯2枚だと足りないけど、3枚にすると余るのかー。
だけど、単身世帯でも4人世帯でも2枚というのは不公平感があるなぁ。
配布状況
このアベノマスクの配達業務は、日本郵便が受託しています。
この配布には送り先の住所や名前がなくても対象地域にある郵便受けに配達される「タウンプラス」という日本郵政の配達システムが利用され、4月17日より投函が始まった。
Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%99%E3%83%8E%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%AF#%E6%A6%82%E8%A6%81
やはり、日本全国にあまねく物流ネットワークを持つ日本郵政ですね。業者選択は合理的だと思います。
ネットの声
では、アベノマスクの配布状況はどうでしょうか?
本日時点で届いている方はそこそこいるみたいです。
既に届いている報告がある一方、まだ届いていない世帯も多いようです。
ついに我が家にもキタ!噂のアベノマスク@板橋区
そして今日(4/29)、我が家の郵便受けにもアベノマスクが入っていました!
本当にシンプルな布マスク。
昔、ウチのおばあちゃんが使ってたような。要するに昭和のマスク、という感じです。
ほうほう・・これがアベノマスクかー。んー、縫製が雑だな。
これが率直な感想です。
アベノマスクの仕様
マスク使用についてWikipediaに以下の記載がありました。
縦9.5 cm、横13.5 cmの平型ガーゼマスクであり、文庫本より一回り小さく、立体型のタイプは耳かけの紐が伸縮しない。そのため使用者によっては口や鼻が出ることになる。縫い目をほどいて、立体型にリメイクする使用法もある。
Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%99%E3%83%8E%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%AF#%E5%A4%A7%E3%81%8D%E3%81%95%E3%83%BB%E5%BD%A2%E7%8A%B6
布マスクのサイズについて厚生労働省は「布マスクの全戸配布に関するQ&A」というページで「布マスクのサイズが小さいと思うのですが、大人用ですか」という質問に対して「今回配布する布マスクは縦9.5センチ、横13.5センチの市販の大人用のものであり、口と鼻を覆うために十分な大きさであると考えております」と回答している。
国会や会見で安倍首相がつけているシーンを見るとちょっと小さく見えますよね。
アベノマスクは小さい?
この仕様はどうなんでしょうか?
SNS上でも小さいという意見がありました。
使い捨てマスクの大きさと比較してみたいと思います。
そう考えると、アベノマスクの大きさは標準的ですね。
一般的な使い捨てマスクは、プリーツ状になっているので縦が布マスクより大きくなります。
布マスクは縦に伸びいないので小さく感じるのかもしれません。
ちなみに、私は外出をほぼしないのでまだ使っていません。
使ってみたら、詳細にレビューしてみたいとおもいます!
まとめ
本記事では、アベノマスクについて書いてみました。 まだ、アベノマスクが自宅に届いていない世帯が多くある中で、ようやく我が家にもやってきました。
実は、私はこの施策についてはあまりよく思っていません。
マスクを強制的に配布するよりも、欲しい人に共有できる仕組みにすればいいのに、
あるいは、ちゃんと万人が使えるマスクを供給すべき、と思っています。
これが、税金使わず無料なら話は別ですが、私はあまりマスクが必要ないのとネット上ではマスクが小さいとか、不良品があるとか言われていますので、税金が無駄になってるな~なんて思ってしまいます。
でも、本当に必要な人もいると思うので、(だからこそ)欲しい人に共有できる仕組みにすれば良いのにな、思いました。
実際のところ、希望者を確認するコストや大量一括発注の方が製造コストが割安だったりして、そういったことを考えた上での施策・税金の使い方を決めたのだと信じています。
早くコロナが収束し、このマスクを使う日が来ないことを望んでいます。
マスクを着用しなくても安心して外出ができる日が早く訪れますように!
参考になれば幸いです!
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