先日、GL.iNet GL-AR300M-Ext(無線LANルータ)について開封レビュー記事を書きました。
本維持では、GL.iNet GL-AR300M-Extの初期設定について記事を書きたいと思います。
ルーター起動!
早速、購入したルーターを起動します。
起動は簡単、MicroUSBケーブルを本体に挿すだけです。
この時、WANに接続する有線LANをWANポートに挿しておくと、無線LAN経由でインターネットに接続することができます。
少し待つと、GL.iNet GL-AR300M-Extが起動してSSID(GL-AR300M-7ab)が見えるようになります。
このSSIDが見えたら接続します。
初期PSKは、「goodlife」です。
初期設定
無線LANに接続できたら、設定画面を開いてみます。
ブラウザで、192.168.8.1にアクセスします。
すると、以下のような現設定画面に遷移します。
とりあえず、日本語を選択して進めました。
言語設定は後から変更可能です。
続いて、新しいパスワードの設定画面に移ります。
パスワードを設定したら、送信して完了です。
ファームウェアアップデート
ログインすると、以下の画面が表示されます。
なんと、OpenWRTベースと言いつつも、ネイティブなOpenWRTではありません。
OpenWRTのUIとして、Gl.iNetのラッパーが提供されています。
ただし、いわゆるOpenWRTベースであることに間違いはありません。
左側にメニューが表示されます。
デフォルトでVPN設定ができるようです。
VPN設定については別の記事で解説したいと思います。
アップグレードに赤い印がついていたので、アップグレードを選択してみます。
見ると、現在のバージョンが3.024。
3.104の更新ファイルがあるようですので、「Download」ボタンを押して更新します。
しばらく待つと、確認画面が出てくるので「インストール」をクリックします。
しばらく待てばインストールが完了します。
途中、以下のような画面になりルーターが再起動ます。
再度、SSIDを指定して無線LANに接続すると、バージョンアップを確認できます。
タイムゾーンの変更
一応、設定をローカライズしておきます。
デフォルトではTZがUTCになっているので、左側のメニューから「タイムゾーン」を選択して、TZをAsia/Tokyoに変更しておきます。
VPN
GL.iNet GL-AR300M-ExtにはデフォルトでOpenVPNとWireGuardが利用できます。
それぞれ、クライアント機能だけではなくサーバ機能も備えています。
標準でVPNサーバ機能も使えるというのは、痒い所まで手が届いています。
本製品におけるVPN機能の使い方は別の記事で解説しますが、試しにOpenVPNとWireGuardクライアントで利用したところ自宅のVPNサーバに正常に接続できました。
VPNクライアント機能を使う場合は、VPNサーバを構築しておく必要があります。
高級機能!?
左のメニューの最下部に「高級機能」があります。
これは、FW(OpenWRT)を直接弄ることができる機能です。
「高級機能」をクリックすると見慣れた画面に遷移します。
Passwordは本体の管理画面のパスワードと同じです。
本製品の本体はLinux kernelで動いています(OpenWRTがLinux kernelで動く)。
Kernel versionが4.9.120。
Firmware versionが18.06.1ベース。
本製品は昨年からありますが、最新ではないにしても意外にもKernelもFWが新しいです。
本体のアップデートでKernelとFW(OpenWRT)がセットでUpdateされるのかもしれません。
問題なし。
ただ、ルータとしての基本的な設定はGl.iNetの管理画面(ラッパー経由)で設定するのが楽で良いと思います。
まとめ
前回の記事に引き続き、ソフトウェア面のレビューをしてみました。
ルーター設定のUIはGl.iNetのラッパーが用意されていて、ルーターの基本設定は簡単に設定できそうでした。
また、VPN機能がデフォルトで利用可能になっているのが、憎いです。
高級機能メニューから直接OpenWRTを触れるようになっていて、期待通りOpenWRTベースのルーターであることが確認できました。
ここまで見ただけでも非常に高いポテンシャルを感じましたし、これが4000円弱で買えるなら、もう迷うことは無いでしょう。
Gl.iNetのラインナップも現在進行形で増えているようですし、個人的に今後注目したいベンダです。
実に面白い。
実家のルーターこれにしようかな。
後は、安定するかどうか。
これは使いながら確認していこうと思います。
今後は、時間を見つけてVPNの設定をしてみようと思います。
今回も参考になれば幸いです。
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