SPYDの2022年9月期の分配金が発表されました。
収穫の秋
SPYDとは
米国を代表する株式から形成される株価指標(インデックス)S&P500のうち、高配当銘柄の上位80銘柄に均等投資するETFです。
米国高配当ETFの中でも分配率は高い水準で、VYM・HDVと並ぶ人気の米国高配当ETFです。
景気敏感セクターと言われる金融・不動産セクターを約3割含んでいます。
現時点のセクター比率は以下の通り。
業種 | 組入比率 |
---|---|
金融 | 21.75% |
公益事業 | 16.40% |
不動産 | 14.19% |
エネルギー | 9.32% |
生活必需品 | 7.51% |
コミュニケーション・サービス | 6.98% |
ヘルスケア | 6.73% |
素材 | 5.75% |
一般消費財・サービス | 5.72% |
情報技術 | 4.49% |
資本財・サービス | 1.17% |
上位構成銘柄は以下の通りです。
名称 | 数量 | 値 | 比率 |
---|---|---|---|
カーディナルヘルス(CAH:US) | 1.72 百万 | 116.88 百万 | 1.65 |
プリンシパル・ファイナンシャル・グループ(PFG:US) | 1.54 百万 | 109.80 百万 | 1.55 |
NRGエナジー(NRG:US) | 2.76 百万 | 108.05 百万 | 1.53 |
ダーデン・レストランツ(DRI:US) | 810.85 千 | 104.86 百万 | 1.48 |
ギリアド・サイエンシズ(GILD:US) | 1.62 百万 | 101.92 百万 | 1.44 |
バレロ・エナジー(VLO:US) | 944.49 千 | 101.29 百万 | 1.43 |
エクソンモービル(XOM:US) | 1.13 百万 | 100.06 百万 | 1.42 |
ハンチントン・バンクシェアーズ(HBAN:US) | 7.55 百万 | 99.38 百万 | 1.41 |
シェブロン(CVX:US) | 681.42 千 | 98.65 百万 | 1.4 |
コナグラ・ブランズ(CAG:US) | 2.93 百万 | 97.31 百万 | 1.38 |
SPYDの分配金
2022年9月期の分配金は1株あたり$0.418383で、9/16終値のSPYDの価格を基準にすると4.27%の分配利回りとなります。
前回の6月期と比べると$0.40499から約3.31%増配しました。
参考までに、直近の分配金の推移を見てみます。
1株あたりの分配金 | 今期の増減配率 | |
---|---|---|
2021.9 | $0.386582 | 8.23% |
2021.12 | $0.127557 | 228.00% |
2022.3 | $0.652710 | -35.90% |
2022.6 | $0.404990 | 3.31% |
2022.9(今回) | $0.418383 | – |
ご覧の通り、前年同期比でみると8.23%増配しています。
これまでの分配金推移と今回の分配金をグラフで見てみます。
縦軸の単位は$(ドル)です。
ここまでは例年を超える分配金額であり、非常に良い結果となっています。
昨年のリベンジなるか、12月の分配金額の期待が高まります。
今年こそ過去最高の分配金が期待できる・・・!?
ちなみに、円換算での分配金はいくらなのでしょうか。
円安が進んでいる今の状況では、円ベースでの分配金は上昇しているはずです。
今後比較可能にするためにも、記録しておきます。
9月16日時点の為替レートは、(終値)1ドル=142.91円。
この為替レートを基準にすると、今回の分配金は59.79111453円となりました。
$1が140円を超えるなんて、超円高時代(10年くらい前?)を知っている方からするとびっくりですよね。
あの時に米株買ってたらと思うと。。
今後も円ベースでの分配金をチェックしてみたいと思います。
分配金(円) | 為替(ドル円) | |
---|---|---|
2022.3.18 | 77.7834507 | 119.17 |
2022.6.22 | 55.1839374 | 136.25 |
2022.9.16 | 59.79111453 | 142.91 |
合計 | 192.7585026 | – |
利回り
続いて、分配利回りを見てみます。
bloombergによると、直近の分配利回りは4.27%でした(@2022/9/16)。
これは、当時の分配金発表当時のSPYDの基準価格$39.18に基づいているのと、今回と同額の分配金が4回支払われ場合のベンチマークです。
ここで、改めて直近1年間の分配金を基に利回りを見てみます。
1株あたりの分配金 | |
---|---|
2021.12 | $0.127557 |
2022.3 | $0.652710 |
2022.6 | $0.404990 |
2022.9(今回) | $0.418383 |
合計 | $1.603640 |
過去一年間の分配金は、$1.603640。
この結果を踏まえると、分配利回りは4.09%となります。
4%を上回る分配利回りとなっています!(ヤッタ!)
9/30現在
権利落ち日を過ぎた今、SPYDの株価はバーゲンセール中かもしれません。
利回りは4.67%!
今が円安じゃなかったら迷わず買いなのですが・・・。
くぅ~~!
私の今後のSPYD投資計画
いま、SPYDは買いだと思います。
短期的に見ると米国の利上げに伴い当面景気が低迷するかもしれませんが、長期的には右肩上がりでしょう。
また、高配当投資は人生を豊かにするお守りです。
評価額ではなく、目の前のキャッシュ(イコール「具体的な恵み」)が手に入ることで、人生の選択肢と私たちの行動は良い方向に変わるはずです。
それを信じるなら、今はSPYDの仕込み時だと思います。
底値を狙うとか、不毛なことはやめよう
ただし、今は超円安時代。
わざわざドル転してまで買う価値があるかと言われると微妙です。
もし、SPYDの分配金でまとまったドルが手に入るなら、私はSPYDに再投資してよいかと思います。
ドルさえ安ければ
こればかりは自身の価値観によります。
(円安でも、考え方によっては今が一番買い時かもね)
まとめ
SPYDの2022年9月期の分配金が発表されました。
分配金は1株あたり$0.418383で前回と比べて3.31%増配、昨年月期と比べて8.23%増配という結果でした。
そして、なんといってもSPYDは過去最高の分配金額を更新できるか期待が高まります。
少し前までは、1ドル125円を超えて&1株$40を超えたから手が出ない><。なんて思ってましたが、今思うとそれでも買いでした。
やはり、株価は読めない。という事です。
米国経済がリセッションに入りした今、短期的な株価上昇は望めません。
米国株が全体的に安くなっていますから、仕込みのチャンス到来です。
こうしたチャンスを生かすためにはドルを持っておく必要があります。
しかし、残念ながら今は歴史的な円安・・。(1ドル≒145円@2022.9)
米国株高配当投資は定期的にドルが分配されるので、為替の影響を受けずに投資のチャンスを生かせるメリットがありますね。
ポジティブに考えていきましょう!(投資は自己責任でw)
今回も参考になれば幸いです。
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