【骨肉の争い】はるやまの株主総会通知と治山の闇

雑記

6月は株主総会のシーズンです。

私も保有している株式銘柄の企業から、株主総会の案内がたくさん届きました。

先日、そんな中1通だけちょっと異質を放つ茶封筒が。

「はるやまホールディングス株主総会 治山正史の取締役選任反対のお願い」と書かれていました。

ちなみに、お送り主は「創業家 岩渕(治山)典子」と書かれていました。

おそらく、株式会社はるやまホールディングス創業家の身内の方なのでしょう。

こう言う形で案内が送られてくることは今回初めてです。

封筒の中身は3枚の手紙と、雑誌のコピーが1枚。

私

こ・・・これは・・・

手紙の内容は、封筒に書かれていた通り治山正史氏の取締役選任の反対依頼でした。

送り主の岩渕典子氏(旧姓 治山)は、はるやまホールディングスの創業者 治山正次氏(はるやましょうじ)の長女だそうです。

そして、岩渕典子氏の弟が、現はるやまホールディングス社長の治山正史であるとのこと。

この手紙によれば、どうも弟の治山正史(現在の社長)はワンマン社長であり、社内環境がよろしくないそうな。

昨今の業績不振・社内の状況を改善し、コロナ禍に対応できる体制にするためにも次の株主総会で弟である治山正史(現在の社長)を経営陣から排除したいとの思惑があるようです。

その決議に向けた一票を依頼できないか?と言うことです。

私は(株主なのに)知りませんでしたが、この華麗なる一族のいざこざは一部メディアには取り上げられていて、表面化しているようですね。

兄弟喧嘩なら身内で解決してよ。と思うところでありますが、資本主義のルールではそうは行かず経営陣の選任は株主に委ねるしかないようです。

なお、前回の株主総会では反対意見が1%及ば無かったようです。

そして今日、はるやまから株主総会の案内が届きました。

そして決議案の中には・・・

このことですか、そうですか。

株主総会ではよく経営陣の選任について問われますが、実際のところ多くの個人投資家は候補者の素性については良く分からないと思うんですよね。

候補者の名前と経歴が分かっても、どんな人・性格なのか、とか、どれくらい能力や良識があるのか、それこそパワハラ体質なのかどうかはさっぱり分かりません。

多くの人は、孫正義や柳井正のようなネームバリューが無ければ積極的にYESもNOも言えないのではないでしょうか。

同族経営ならなおさら。

本来、株主からすれば経営陣が誰であっても結果を出してくれればそれでいい訳ですが、実際に業績不振なのであればトップの交代はあってしかるべきだと思います。

とはいえ、経営陣とその周辺の人たちが議決権を多く持っているでしょうから、そこを覆すには私のような個人投資家に対してこうした草の根運動的な取組が必要だったのかもしれません。

一株主として、今回の議決結果は気になりますね。

果たして運命やいかに。

結果

注目されていた今回の株主総会の第1号議案ですが、結果は賛成票が約52%と僅差で可決という結果となりました。

姉・典子氏の画策も虚しく、現社長(弟・正史氏)の解任は失敗に終わりました。

良くも悪くも資本主義のルールに基づいた公正な判定結果ですから、これを受けて現社長には自分の力を忌憚なく発揮して会社の成長に奮起して欲しいと思います。

話は変わりますが、私は在宅勤務でスーツどころかワイシャツの着用機会も激減しました。

自分の中で、はるやまの株主優待券の意義が変わりつつある今日この頃です。

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