VYMの2021年3月期の分配金が発表されました。

VYMとは
VYM(Vanguard High Dividend Yield ETF)はバンガード社が運用する米国高配当ETFの一つです。
VYMの特徴は、予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄で構成されたETFです。
配当利回りが高めの銘柄を選別しているため、構成銘柄にGAFAMをはじめするグロース株は無く、金融セクタが多めのETFとなっています。
約400銘柄で構成されたETFにもかかわらず、経費率は0.06%と良心的です。
純資産額は約3兆円。
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VYMの分配金
VYMの分配金は1株あたり$0.6564で、前回の12月期の$0.8096と比べると約19%減配しています。
しかし、VYMの分配金は時期によって大きく異なります。
昨年の同時期の$0.5544と比較すると、18.4%増配していることになます。
例年度同じ傾向で分配金が推移してくれれば、年間配当額は増えると思われます。

分配金が増えますように
VYMの利回り
発表されたVYMの利回りは前日(3/22)の終値($99.72)ベースで2.63%となっています。
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正直、高配当ETFとしては物足りない数字に見えるかもしれませんが、驚くべきはトータルリターンの高さです。
年初来こそ9.46%ですが、5年トータルリターンは11.19%とかなり高い数値となっています(これでも凄いですが、SPYDは17%越え)。
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そこそこの分配金を出しつつ、高いトータルリターンこそがVYMの強みです。
未来の話は分かりませんが、11.19%の利回りで資産が増えていくなら投資しない理由がありません。

うまい話がここにある
私の今後のVYM投資計画
VYMの現在価格は$99-100あたりで推移しており、高い水準になっています。
分配利回りの低下は、価格が高騰してしまったことが一番の要因です。
しかし、私はVYMは「投資し続けるべき銘柄」に位置付けています。
このチャートを見れば、疑う余地がありません。

また、人気の米国高配当ETFであるSPYD、VYM、HDVのうち、いずれも大暴落を経験しましたが、その中で最も早く暴落前の価格に戻したのはVYMです。
このことからもVYMの底堅さが分かります。
トータルリターン10%越えに加えて、安定感のあるVYMは私には非常に魅力的に映ります。
今は配当金を重視しているというのもありSPYDを多く買っていますが、今後買い増しを検討しています。

SPYDの配当金でVYMを買おうかな
まとめ
2021年3月期のVYM分配金が発表されました。
分配金は1株あたり$0.6564で、分配利回りは2.63%となっています。
VYMは分配利回りこそ2.63%と低めですが、5年トータルリターンは10%を超えるETFです。
VYMの現在価格は$99-100あたりで推移しており高い水準になっていますが、分配金も株価も増加傾向は今後も続くと思うなら早めに購入しておくのが正解です。
トータルリターンの高さとコロナショックでの底堅さを見せつけたVYMは、私の頼れる資産になりそうです。
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